福井市岡保地区編
次郎丸町の集落の奥にある岡の泉。朝倉始末記にも見られる古い泉です。
まろやかな水と評判。この日もペットボトルを何本ももって水を汲みに来る人がたくさんいました。実は私も水を持って帰り、コーヒーを入れてみました。いつもとは違う味わいを感じましたよ
泉の周りには古木があり、別世界を作り上げていました。
宮地町にある吉備神社は越前朝倉氏2代の氏景の創建。ご祭神は吉備武彦命。氏景が自分の出身地に近い備中一の宮 吉備の神をお迎えし、当時、岡の泉の水を手水として使用したとも伝えられています。境内の神聖な空気に深い歴史を感じました。
ひづめの滝は県道113号永平寺町に抜ける道の途中にあります。
ひづめの滝は、朝倉義景が馬で滝を登った際にひづめの跡が残ったという言い伝えからその名が付けられたそうです。
規模の大きい滝ではありませんが、カエデの緑が滝を取り囲み、癒される風景が広がっていました。赤や黄に色づく時期もおおいに期待できそうです。
朝倉氏というと一乗谷というイメージがあったのですが、岡保にも朝倉ゆかりの場所がたくさんあるんですね。ぜひみなさんも出掛けて歴史に触れてみてください。
番組では岡保まちづくり委員会の会長さんに岡の泉の水と地元のコシヒカリを使ったお酒造りについても伺っています。