福井市上文殊地区編
<FCTVでの放送>
9月29日〜10月13日
今回は、福井市南東部に位置する上文殊地区歩きます。
満開のそば畑と、地区のシンボル「文殊山」を背景に番組スタートです!
■収穫終わって「畦」を取る
上文殊地区の中心集落、徳光町をてくてく歩いていると、田んぼの中で作業している人々発見。収穫が終わって「畦(あぜ)」を取っているのだとか。昔は土を盛って作った畦を、現在では板で作ることも多いのだそうです。
こちらの田んぼでは、来年から集落農業生産組合が米作りをすることになり、そのために2枚の田んぼを、畦を取って1枚にするために畦を取っていたのでした。
■おなじみのモノがここで作られていたなんて!
徳光町にある「高嶋織物」にふらりと立ち寄りました。
作業場内に入れてもらうと、20mくらいの長ーくてキレイな布がどーーーーん。
こちらは、ギフト用の箱(ハムとかお酒とかが入っている箱です!)の中敷きを加工する会社でした。お中元・お歳暮で見るギフト箱に入っているあの布は、ここで作られていたのですね。
社長に続いて、奥さんも「いつも見てますよー」って言いながら登場してくれました。
奥さんから、徳光町の八幡神社の祭礼について話を聞いているうちに、1月の左義長のつくりものが徳光の自慢の一つだというお話が出て、その左義長づくりの名人を紹介してもらえることになりました。
■伝承技能を持つ「村の達人」発見!
訪ねると、快くインタビューに答えてくれた、「村の達人」杉田さん。
その技がうかがえるさまざまな手作り品を見せてもらいました。
杉田さんは「完璧」を求めて、モノを集中的に作るのが好きだそうです。
作品の一つ「木製肩たたき」をおみやげにいただきました。
■道端に立つ「とまと」ののぼり
徳光町の東のはずれの道端に「とまと」というのぼりが立っています。
すぐ前の家を訪ねると、中にトマトの自販機が!珍しい!!
こちらは、三国でトマト農家を営んでいる若きファーマー「宇野さん」の実家で、息子さんのトマトへの熱い思いをお父さんが代弁してくれました。
実はトマトがあまり好きではないというYoshi(スタッフ談:ホントに好き嫌いが多いです・・・)ですが、宇野さんのトマトを食べてそのおいしさにびっくり!
宇野さんのトマトはこれから12月にかけて、どんどん甘さを増します。福井市内のフレンチやイタリアンのレストランでは前菜に出るくらいおいしいんですよ。
<宇野さんのトマト>
福井市徳光町52-33-2
0776-41-0587
■「徳光ブランド」のお米!
宇野さんから、集落農業生産組合が「とくみつのお米」を新しくブランド化しようと動いているよ。という情報をもらい、さっそくその中心人物に会いに行きました。
上文殊地区はその昔、東大寺の荘園だった場所で、その縁が現在も続き、毎年「お米送り」を恒例行事の一つにしています。
今でも兼業・専業でお米を作っている農家が多く、自分たちが作った自慢のお米を、生産から販売まで一環してやってみようと、集落農業生産組合をたちあげました。
組合の今年初の試みとなる「とくみつのお米」は、1パック3合という使いやすいサイズ。真空パックなので、いつでも新米の味が楽しめます。
「コシヒカリ」「イクヒカリ」「キヌヒカリ」「ピロール米」の4種の米があり、ギフト商品も取り扱っています。
<徳光集落農業生産組合販売部>
Fax:0776-41-7880
E-mail:deriken@lapis.plala.or.jp
さらに、組合員のお一人衣目さんは、文珠山をフィールドにさまざまな活動をしている「文殊会」のメンバーのお一人。
文殊山で恒例にしているさまざまな観察会の記録をまとめた、「文殊山の生きもの」この10月に発刊します。めずらしい植物や、キノコ、昆虫たちの紹介や、ハイキングコース、山の見どころなどが網羅された、まさに地元発の情報満載の本です。
<文殊会>
文殊山・楞厳寺
Tel:0776-41-0641
http://www6.nsk.ne.jp/monjusan/