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2011年8月

名水の郷 大野

  高い山々に囲まれた福井県大野市は名水の郷として知られています。   

雪解け水が扇状地で地下にもぐり、越前大野城がある亀山の岩盤に

ぶつかって、地上にわきでてくるのだそうです。

亀山のふもとにある「御清水」(おしょうず)はPhoto_51

城主の米を炊くのに使われていました。

今は周りもきれいに整備されていて

休憩所や駐車場もあります。

県内外から多くの観光客が水を汲みに

やってきます。

                        

朝倉義景の墓所がある義景公園でもあちこちで水がわきでています。訪ねた日はかなり暑い日でしたが、水の冷たさが空気にも伝わっているのか、他の場所より少し涼しく感じました。    

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とっても冷たくてきれいな水です。                                 

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本願清水は織田信長の家臣 金森長近が城下町へ引く用水の水源として掘ったのが始まりといわれています。ここは「陸封型イトヨ」が生息する南限として昭和9年に天然記念物に指定されました。本願清水イトヨの里では水面下のイトヨを観察できるほか大野の地下水を学ぶことができます。

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本願清水よりさらに南にある 篠座神社(しのくらじんじゃ)。 ここの水には大国主命が目に効く水をさずけたという伝説があります。

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大野は観光客においしい水でのどを潤してもらおうとあちこちに水場を設けています。

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七間通りの清水は造り酒屋さんが醸造用にくみ上げた地下水です。

石灯籠地蔵は、金森長近が城下町を作った際基点とした場所に安置されています。近くにある石灯籠会館にも地下水を飲める水場が設けられています。

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みちのく丸が三国にやってきた!

青森県の北方漁船博物館が所有する北前船の復元船「みちのく丸」が三国に寄港しました。みちのく丸は日本海側10道県14港をめぐるはじめての長距離就航中。全長32m、帆柱までの高さが28mあります。三国では帆走はしませんでしたが、他の船に曳かれているとはいえ、海上をすすんでいく姿は迫力満点です。

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船内見学会も行われ、船のつくりなどについて興味深い話も聞けました。

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三国港駅に停止中の電車では、北前船の資料を展示。北前船といえば、江戸時代から明治時代まで日本海側の物流において重要な役割を果たした船。当時、三国湊も北前船の寄港地の一つでおおいに栄えていました。

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今回のみちのく丸の三国への寄港は坂井市5周年記念事業として実現。坂井市の特産品が並ぶ物産販売コーナーも設けられました。

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