自然と歴史あふれる 勝山市北谷町谷
勝山市街地から国道157号を白峰方面に向かい、県道135号に左折し、急カーブが連続する山道を進んでいくと谷の集落があります
集落の真ん中にあるのが中村の清水。掃除の行き届いた水場は、花に囲まれ、とても気持ちのよいところでした
きよらかな水は集落の上にあるブナ林がろ過し、保水したブナの水。水場にはブナ地蔵が祀られています。
この谷地区、多くの歴史遺産が残されています。伊良神社は谷城があったところ。一向一揆の最後に七山家(ななやまが)と呼ばれる杉山、中野俣、横倉、河合、木根橋、小原、谷の豪族が篭城したところだそうです。境内には、巨大なケヤキの木が10本以上あります。勝山市の天然記念物に指定されています。
伊良神社の鳥居の横から石畳の道が伸びていて、不動滝につながっています。周りが木々に囲まれていて、強い日差しがさえぎられているせいか、とても涼しく感じられました。マイナスイオンもたっぷりです
最後に「中村の清水」の水を作り上げているブナ林に向かいました。急な坂ですがブナの道が整備されていて、登りやすくなっています。運動不足の私の足でおよそ15分、ブナ林に到着
鳥の声と風にそよぐブナの葉の音があたりを包みます。
ここでは春と秋に自然観察会(勝山市教育委員会主催)があるそうです。
散策の途中、時間を知らせるサイレンが鳴りました。案内していただいた谷の区長さんの話では11時半に鳴るそうです山に入ると帰るのに時間がかかるため早めに鳴らして、お昼に家に帰りつけるようになっているのだそうです
動画も配信しています。谷の自然と歴史盛りだくさんの内容です。