鳥たちが集う鴨池
福井県坂井市三国町加戸、国道305号線沿いに大きな池があります。正式名称が大堤(おおづつみ)、でも地元の人たちは鴨池と呼んでいます。ここには毎年、冬になると、マガモやコガモなどの多くの冬鳥が飛んできます。人の気配に敏感なので、歩道を人が歩くと池の奥のほうに向って大移動。ホントにすばやいです。ただ、人に驚いて飛び立つことはめったになく、一斉に飛び立つのはオオタカが来ている時だそうです。
今は鳥たちでにぎわっている鴨池ですが、平成5年に池の水が用水として使われなくなり、排水されなくなった後、水質の悪化からピーク時7000羽だった鳥たちの数が1000羽まで激減したことがあったそうです。
しかし、これではいけないとエコネイチャーさかいと地元加戸地区の住民がみくに鴨池を守る会を作り10年ぐらい前から活動を続けてきました。そのおかげで、鳥たちが戻り、ハスやヨシといった昔の植生も蘇りつつあります。春には、サギが子育てしている光景なども見られるそうです。
7年前には みくに鴨池観察館が作られ、鳥たちに気づかれずに、ゆっくりと見ていられるようになりました。鴨たちは、少しずつ減っていきますが、だいたい3月いっぱいはいるそうです。
開館時間 AM9:00~PM3:00
定休日 火曜日
団体は事前に申し込みをすると双眼鏡や望遠鏡を使って解説をしてもらえます。
申し込み先
エコネイチャーさかい みくに鴨池を守る会事務局 TEL0776-81-2890
坂井市環境推進課 TEL0776-50-3032
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