ふくい散策2020
12月は今年1年間のふくい散策を再放送!
1月の三方五胡の野鳥編では、
若狭町の道の駅三方五胡のとなりにある自然観察棟から
野鳥を観察しました。
カワセミが近くの杭まできてくれました。
飛ぶ宝石とも呼ばれるカワセミ、やっぱりキレイですねー
2月は福井市愛宕坂茶道美術館編
一乗谷朝倉氏遺跡から出土した茶せん、茶杓のレプリカも並んでいますが、
この時代のもので、ここまで形が残っているのは、とてもめずらしいそうです。
2020年2月26日まで開催されていた企画展のテーマは「冬の訪れ」。
12月、1月・2月に使用される茶道具が展示されていました。
長沢蘆雪の富岳図、土佐光貞の日輪図といった有名な絵師の作品もあり、見応えのある内容。
普段から疑問に思っていたことも質問しながら、展示品をご紹介いただきました。
3月放送 越前おおのひな祭りでは、
大野市の色々な場所で展示されていたひな人形をみてまわりました。
一番の目玉は、なんと言っても平成大野屋平蔵に展示される20段飾り
なんと1500体の人形がずらりと並んでいます
今年は新型コロナの影響で展示期間が短縮されてしまいました。
こんなに素敵な展示なのに残念
来年は、コロナも終息して、例年通り開催されるといいですね。
6月の素敵な穴場スポットでは、
まだまだ新型コロナの感染には気をつけたい状況ということで、
三密をさけ、知る人ぞ知るスポットを散策。
大野市西勝原の駅周辺に素敵なお花畑
この花畑は今年はじめてのもの。穴場中の穴場といえるでしょう
さらに西勝原には、勝原園地という場所があります。
水遊びには、うってつけですね
次は、福井市高田町へ。
旧美濃街道沿いにある鳴瀧です。
横に不動明王が祀られていて、とても神秘的な滝でした
最後は越前市勝蓮花町にある勝蓮花の滝へ。
遊歩道が整備されているので、簡単に行けます
7月は明智光秀ゆかりの地・称念寺へ。
稱念寺は新田義貞公の菩提所として知られています。
そして、この寺の近くに明智光秀が暮らし、
門前で寺小屋を開いていたと伝えられています。
8月の明智光秀ゆかりの地 一乗谷朝倉氏遺跡
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館の学芸員・石川さんに
明智光秀と一乗谷のかかわりなどをお聞きしながら遺跡を案内していただきました。
まずは、上城戸の外側にある御所・安養寺跡へ。
御所には、室町幕府最後の将軍・足利義昭が滞在していました。
この義昭に光秀は仕えていたそうです。
次は平面復原地区の医師の屋敷跡へ。
光秀はある程度の医術の知識があったとのお話などをお聞きしました。
そして、鉄砲鍛冶師の屋敷跡へ。
明智軍記には光秀が朝倉氏に鉄砲指南役として仕えていたことが書かれているそうです。
9月前半は明智光秀をめぐる伝承地 東大味・栃泉
福井市東大味町の明智神社に祀られているのは。明智光秀公。
この神社のあるところは、昔、光秀公の屋敷があったとされるところだそうです。
明智神社の一角には、光秀公の墓と伝わるものもあります。
一番右にあるのがそうです。形から、新しいものではないかとのことでした。
また、境内には、資料館もあります。
次に福井市栃泉町へ。
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館学芸員石川さんと、
福井市立郷土歴史博物館学芸員白嶋さんにお話をお聞きしました。
栃泉町には、光秀が幼いころに過ごしたという言い伝えがあるそうです。
9月後半の明智光秀をめぐる伝承地 赤谷・願教寺
福井市赤谷町には、
平家の落人伝説とともに明智光秀の伝承も語り継がれています。
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館 学芸員 石川さんに色々教えていただきました。
最後はあの本能寺の変にもつながり、とても興味深いお話でした。
次は、越前市野岡町の願教寺へ。
ここは、明智光秀と同じ土岐一族の一人、土岐伊予守の菩提寺だそうです。
桔梗紋がいたるところにあしらわれています。
江戸時代に野岡藩というものがあり、土岐伊予守は、その藩主をつとめていたとか。
地元にはその姫の伝承が語り継がれています。
これまで、明智光秀の伝承が残る場所をまわってきましたが、こんなにたくさんのお話があちこちにあるということに驚きました。明智光秀と越前に深いかかわりがあっただけでなく、人々の心に残る人物だったからこそ、今まで語りつがれてきたということなのかもしれません。
10月の越前市南中山地区
越前市の北部に位置する南中山地区。
前回ご紹介した紙芝居の製作者・山田さんに案内していただきました。
中津山川に沿って林道を登り、400メートルほど行ったところにある小さな橋の手前を左に、川沿いの道にはいっていきました。
数十メートルほどいくと見えてくるのが洗足の滝です。
次に集落内の清水も教えていただきました。
瓜割清水
阿弥陀清水
瓜割清水も阿弥陀清水もお地蔵様がまつられていて、
夏には子ども達によって地蔵祭りが今も行われているそうです。
隣の野岡町の白山神社にも湧水スポットがあります。
野岡町といえば、前回散策でおじゃました願教寺さんがあるところです。
最後は西庄境町の明光寺へ。
ここのイチョウの木は県内最大だそうです。
それぞれの場所の伝承は代々受け継がれ、
地元の人たちのふるさとを愛する気持ちが伝わってきました。
11月前半は一度は行ってみたい場所 その1をお届け
国道158号を和泉方面に向かい、大野市蕨生にある中休交差点を右折してしばらく行くと右手にみえてきます。
ネコの頭のようなシルエットを持つ林。
ねこ林とかトトロの杜とか呼ばれています
頭の部分は広葉樹なので、
冬には葉が落ちて全然ネコにみえないそうなのでご注意ください。
次に勝山市平泉寺町の大矢谷白山神社へ
巨大な岩が神社の建物を押しつぶしてしまいそう
恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークでも見所のひとつ。
自然の力の偉大さ、何万年というときの流れを感じることができます
三方五胡の一つ・水月湖へ。
でも今回のぜひ、行ってみたいと思っていたのは、
この水月湖と久々子湖を結ぶ浦見川。
江戸時代に作られた人工の水路です。
ここは、11月の終わりごろには、
イロハモミジが彩る紅葉スポットでもあるそうです。
11月後半は一度は行ってみたい場所 その2をお届け
若狭町岩屋にある円城寺の見返りの松。
「おー」とつい声がでてしまうぐらい大きさ
続いて越前市の横根寺へ。ここで見てみたかったのは大きな杉の木。
鳥居のように見えます。おもしろい形ですね。
最後に訪ねたのは、樫ヶ壁。
県道239号沿い、壁倉水力発電所から大野市花房にかけて続く断崖です。
経ヶ岳火山の 岩屑なだれ(低温の火砕流)によって流れてきた堆積物なんだそうです。
今年一年、ご視聴いただき、ありがとうございました。
ふくい散策は、これまでの番組をYou Tubeで配信しています。
よろしかったら、ふくい散策で検索して、そちらもご覧いただけたら嬉しいです。
来年も、頑張って素敵な映像をお届けしたいと思っていますので、よろしくお願い致します。
ふくい散策 ディレクター 佐野
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