1月 前編 「福井グルメ よろ昆布」
縁起のよい食材「昆布」。
福井県は 昆布加工品の取り扱い量が日本一なんです。
さらに、福井市は、昆布消費量が全国2位!
オトナリ令和4年のはじまりは、昆布特集。
解説していただく江端弘樹先生は、大学での研究に加え、
NPO法人「北海道こんぶ研究会」の理事として、
昆布のすばらしさを全国に発信する、昆布のオーソリティ。
昨年、着任したばかりの福井では、お店のこんぶ売り場のチェックが
欠かせないルーティンだそうですよ。
まずは昆布についての基礎知識。
北海道でとれる昆布は全部種類が違っていて、関西人は利尻昆布、福井人は真昆布を好むそう。
福井の人は昆布がだいすき。福井市は、昆布消費量ランキングが全国で2位。
ちなみにとろろこんぶのおにぎりは、県外には売ってないそうですよ。びっくり。
福井市経田にある中西昆布。創業は昭和七年の、昆布専門店です。
専門店ならではの品揃えが魅力です。例えばとろろ昆布だけでも、10種類以上あります。
お客さんの好みに合わせて、いろんなテイストをそろえているとか。
お店を探検して、あたらしい出会いみつかるといいですね。
みなさんは、とろろ昆布とおぼろ昆布の違いってわかります?
敦賀市にある じんた昆布商店を訪ねました。
https://jinta-oborokonbu.crayonsite.net/
甚田久幸さん、おぼろ昆布の手すき職人です。
一枚一枚、丁寧に削られていく昆布、その厚さは、なんと、0.01mm。
専用の包丁は、刃を立てて削るので、15分程度しかもたないそうです。
表面は、酢こんぶのような味で濃い緑色。
中間は、ちょっと薄い緑色。
芯の部分は、白。
薄い昆布でも、部位によって、全く味のちがうおぼろ昆布ができるんですね。
福井の昆布文化。福井にいると、そのすばらしさになかなか気が付きません。
先生:真昆布以外にも、いろんな昆布があるので、味の違いなど楽しんでみてください。
先生、ありがとうございました。